ロー付け加工 ~Roh Welding~
台座と電気接点を加熱し、銀ローとフラックスを作用させて接着させる方法です。バーナーによる加熱が一般的ですが、部品用途に応じて、特殊な加工方法も採用しております。接着強度に優れた加工方法ですので、大電流型の製品に使用されるものが殆どですが、電気部品向け以外の用途【溶接など】でも対応いたします。なお、使用する銀ロー材は、Rohs指令対応品を使用しております。
ロー付けの種類
| バーナーロー付け |
・通常の一般的なバーナー 【500~700℃】
・特殊用途用酸素バーナー 【900~1,200℃】 |
| カーボン電極ロー付け |
・特殊電極材を利用した方法
加熱方法が特殊なため、台座の変形や軟化現象を最低限に抑える事が可能 |

材料の種類【電気部品向け】
| 銀合金系 |
Ag |
AgNi |
AgSnO2 |
AgCdO |
AgCu |
ロー付け接点材として使用 |
| タングステン系 |
AgW |
CuW |
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電極棒試作 |
| 銅合金系 |
銅 |
真鍮 |
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台座として使用 |

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ロー材について
接合させる金属の性質【異なる金属の場合もあります】を見極め、母材より融点の低いロー材の種類を選定する必要があります。また接合部の強度も見極める必要があります。今までは加工性の良さ【融点の温度、溶け出し、濡れ性など】から一般的にBAg-1を使用しておりましたが、環境問題にからみ、現在ではカドミウムの入っていないBAg-7のロー材を使用しています。
| JIS番号 |
化学成分【%】 |
固相-液相(℃) |
用 途 |
| BAg-1 |
Ag-45 Cu-16
Zn-16 Cd-24 |
605~620 |
銀ロウの中で最低温度。流動性も良。 |
| BAg-2 |
Ag-35 Cu-26
Zn-21 Cd-18 |
605~700 |
流動性、価格で一般的 |
| BAg-3 |
Ag-50 Cu-15
Zn-14 Cd-16 |
630~690 |
流動性、価格で一般的 |
| BAg-4 |
Ag-40 Cu-30
Zn-16 Ni-2 |
660~780 |
強度大。超硬工具等に使用 |
| BAg-5 |
Ag-45 Cu-30
Zn-25 |
665~745 |
カドミレス品 |
| BAg-6 |
Ag-50 Cu-34
Zn-15 |
690~775 |
カドミレス品 |
| BAg-7 |
Ag-56 Cu-22
Zn-17 Sn-5 |
620~650 |
カドミレス品の中では最低温度で、流動性良。 |
| BAg-8 |
Ag-72 Cu-28 |
780 |
銀材料のロウ付け用 |
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溶接の代替用としてのロー付け
アルゴン溶接などは、溶接棒が届く範囲内で接合することができます。一方、ロー付けは、液体の浸透圧を利用した方法ですので、金属同士が接している部分に銀ローが浸透し、アルゴン溶接よりも高い強度を生む場合があります。また、溶接部分の外観もきれいに仕上がります。
ロー付けについての注意点
ロー付けは、金属材料を高い温度まで熱しますので、加熱前の材料強度よりも柔らかくなります。材質や板厚により、ご要望の部品強度を下回る場合がありますので、ご注意ください。